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尖閣映像告発とシナ版愛国無罪や2・26とは根本的に違うと思うのですが

自民党の谷垣総裁が民主党の根本的な外交方針に疑問を呈しつつも、保安官の映像告発を「2・26も命令無視」と言って批判しました。自分も自称保守派ですが無謀な軍事独裁や武断主義は嫌いですので、谷垣の言いたい事は分かる部分もありますが、今回の保安官の映像告発については、冷静に考えれば「2・26」という例えに全く当てはまらないと考えます。


 


それは別に感情的に保安官を庇いたいとか、シナ人船長の暴挙に義憤を感じて・・・という物なだけでは無くて、上記の例と根本的に異なるのは、今回の映像告発という物が武力や実行力を伴わない平和的手段による告発だという事です。(なんだかここまで書いてサヨクみたいな文になってしまった^^;)


 


たとえばシナ版愛国無罪というのは、日本という国は非道で間違った国なので、その関係者や関係物を無分別に破壊しても構わないという物でした。それによって日本の大使館が破壊され、大きな被害を受けました。シナ人の事例と並べるのは非常に英霊に申し訳無いのですが、2・26も腐った政治や(当時の首相が腐っているとは思えませんが)経済困窮に憤った若い将校達が決起した訳ですが、それも武力によって自分達の信じる正義を実現しようと実行した訳です。


 


これらの例と比べると映像告発という物が武力に頼らないだけでは無くて、別段に自分の正義や主義主張を展開する為に行われた訳では無くて、「映像を観てどう感じますか?」と最終的な判断は主権者にゆだねようとしているのです。シナ愛国無罪も2・26も主義主張の為の結果を直接的に自分達で作り上げようとする行為なのに対して、映像告発が場合によっては「この程度の衝突でシナ船長を逮捕するのはおかしい」と言う市民だってあり得る可能性を持った、主義主張を押し付けない行動であったと言えるわけです。


 


この告発者が一番主張したかった事は、いままで通常一般的に公開されていた映像が急によくわからないまま機密扱いにされる不可解、それを訴えたかったという点です。


 


これは石垣の第十一管区の保安官で、しかも事件にかかわった人物ならば色合いが異なるかもしれません、しかし遠く離れた違う管区の神戸の保安官で、事件にも直接的なかかわりが無い、この場合多少強引に言えば、映像を偶然手にした一般市民と同じ立場で、警察権力だとか軍隊としての権能を使用した決起では無いのだから、これを2・26と結びつけるのはいかにも警察・軍隊差別だと感じます。


 


どんな微妙な問題でも厳密に区別するべきでしょう。どんなに中国の偽装軍隊が尖閣で跳梁跋扈しても、例えば海上保安庁なり自衛隊が勝手に出動して、勝手に砲撃を加えたりし始めて、その映像を公開して「ほらシナが領海侵犯してるでしょう、だからサービスで撃退してあげました。」と言われてもそれはお断りしなければいけない。


 


けれど隊員や保安官の生命にもかかわる危険な犯罪行為の映像、しかも今まですぐさま公開されて居た物が突然非公開になる、それを告発するのは一種のジャーナリズムでもあるはずです。イラク戦争での映像流出も軍隊内部の協力者がいなければ実現しえないはずです。イラク映像の流出協力者も2・26のような命令違反だと言うのでしょうか?(米軍では厳しく調査して罰する予定だが・・)


 


社保庁だとか耐震偽装、いろいろな場面で内部告発はあったはずです。文民だけ許されて、軍人はどんな命令にも従って黙って死ね!とは誰もいえないはずです。文化人たちが称賛したソ連崩壊とその後の革命、真っ先に「命令違反」して軍隊が協力したから実現したはずです。


 


ただ今回の件、職務上の命令違反なのは事実であるので減給などのなんらかの処分はするべきかもしれません。それで命令違反天国という批判は避けられると思います。


 


「二・二六も命令無視」映像流出保安官を自民・谷垣氏が批判


自民党の谷垣禎一総裁は14日午後、さいたま市で講演し、中国漁船衝突の映像流出事件で神戸海上保安部海上保安官(43)が関与を認めたことについて、青年将校らがクーデターを企てた二・二六事件を引き合いに出し「映像流出を擁護する人もいるが、国家の規律を守れないのは間違っている」と批判した。


 同時に「二・二六事件でも『将校の若い純粋な気持ちを大事にしないと』という声があり、最後はコントロールできなくなった」と指摘した。


 一方で「政治の責任で解決する姿勢がなかったことが一番の問題だ」と菅内閣の対応を非難。「政権担当能力を失っており、一日も早く退陣させないといけない」と強調した。


 



by bluegreenEXT | 2010-11-14 23:51 | コラム(長)
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