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シナ韓国がこぞって最近の日本が右傾化しているとして協調すると表明したらしい。自分からするとシナと韓国朝鮮は、自国内の矛盾を対外的な侵略で目を逸らす、偏狭なナショナリズムが支配する極右国家だと思う。
対して安倍氏は民主党の中道発言を受けて「中道は腐った考え。」と徹底的に批判した。自分は先の首相就任直後、真っ先にシナ訪問し関係改善に勤め、靖国参拝を中止した安倍氏は世界的基準からみて、やや右派の中道政治家だと思う。(※自分はシナと関係改善必要ナシ、靖国毎月参拝すべしという考えです。)
自分は現在支持している安倍氏の中道批判発言には賛同する部分と、賛同できない部分がある。
賛同出来ない部分は、所謂モラトリアム的姿勢と政治的中道とを混同している点にあり、さらには民主党の唱える中道と、概念としての中道をさらに混同して批判しているように誤解される可能性が「損」であると言える。
まず概念としての違いを考えれば
モラトリアム…何者でも無い者。何かを決定する事で反対する層が発生する事を恐れる。政治的には蝙蝠的な存在。
政治的な中道…右派でも左派でも無い、ちょうど中間であるとする者。
仏教用語としての中道…相互に対立し矛盾する2つの極端な概念に偏らない実践(仏道修行)や認識のあり方をいう。wiki
儒教概念としての中庸…「中庸」の「中」とは、偏らない、しかし、決して過不及の中間をとりさえすればよいという意味ではない。よく、中途半端や50対50の真ん中と勘違いされている。中間、平均値、足して2で割るというものではない。常に、その時々の物事を判断する上でどちらにも偏らず、かつ平凡な感覚でも理解できるものである。wiki
となる、よく混同されやすい、仏教用語の中道と、儒教概念の中庸はこの際除外する。
そして自分が政治的中道について常々思う事は、中道とは自称する物では無くて、結果的に行為行動が積み重なって、後々から他者が評価した時に「中道」だと言われる、という事じゃないかと思う。
話を簡単に綱引きに例えると、綱引きでAチームBチームが引き合って、ちょうど力が均衡して中間地点で静止する、それが中道であって、最初からAB両チームが目指して中道に至る事は無いという事。
これを政治に置き換えると、現在日本は左派、左翼が支配的な思想になっているが、これを中道に戻すには、より右派、保守的な思想で引き合うしか無い。ここで最初から「中道を目指します。」として引き合う綱が中間地点に来る事は無いだろうと思う。
安倍氏の主要なテーマである、戦後レジュームからの脱却、美しい日本を取り戻す、左翼マスゴミからすると右派と思われるが、世界的に見て、どう考えてもナショナリズムとか過激右派とは考えられない。多めに見て政治的な中道右派である。
それとは逆に公明党や民主党の中道路線は、明らかに「モラトリアム」である。右派と言えば左派に嫌われ、左派と言えば右派に嫌われる。だからこの際「中道」と自称しちゃえ!みたいな物で、何の価値も無い。もちろん自称中道の中にも正しい人はそりゃいるだろうとは思う。けれど仙人や坊さんでも無い限り、人間に中道なるものが実践出来るのか?まして政治の世界ではなおさらである。
しかしだからと言って、安倍氏の中道概念そのものへの批判と受け取られかねない発言は、どうかと思う。何故なら安倍氏自身が中道なのだから。
by bluegreenEXT
| 2012-11-19 23:52
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