TPPや道州制問題はヤフコメで記事化される事自体少ないのだが、例え記事化されてもあまりコメントが付かない。それと同様、安倍特区についても、かなり危険な内容を含んでいると思うのに、やはりあまり取り上げられない。非常にもどかしい。
自分は安倍首相の「特区を橋頭堡にしたい。」という発言で、完全に安倍=新自由主義者と断定する。無用な英語化やアメリカ式の社会構造を日本中に広げるのが安倍氏の目論見だと自分は断言する。
しかしまだまだ「安倍さんは真正保守で、TPPや道州制や特区は新自由主義者を釣る為の偽装。」みたいな事を信じている人々が居て閉口する。
そうした考えについては以下のような例文を考えて欲しい。
<基礎問題>
Aさんに出したメールの返信が送られて来ません、何故でしょうか?
①Aさんが謎の組織に拘束され、返信が出来ない。
②Aさんが携帯スマホを水没させてしまい返信出来ない。
③Aさんは返信する気が無い。
考え方:①のような事態が起これば警察沙汰になっているはずです。また②のような事態で本人が返信する気があれば、電話ででも連絡は出来るはずです。普通に自然に考えて③が最も高い確率で考えられます。
<応用問題>
安倍首相が新自由主義者の竹中氏を民間議員に起用し、TPPに参加表明し、道州制や多国籍企業招致に有利な特区を提唱しています。何故でしょうか?
①安倍首相は米国に脅迫され嫌々実行している。
②安倍首相は新自由主義者層を取り込むため演技しているだけ、最後には真正保守だと自ら宣言する。
③安倍首相は新自由主義者で自ら積極的に行動している。
考え方:①の米国に脅迫されている、同種の米国と連携して対中包囲網を築くためという発想ですが、明らかに米国からの要請以上に安倍氏自身が乗り気に見えるのですが。②の新自由主義者を取り込むための演技というのにしては、明らかに「騙す為の舞台装置」の方がメインになっている、つまり真正保守側の方が安倍氏から見ると、騙して釣る側になっていると思うのですが。やはり自然にふつうに考えて③の可能性が最も高いと思える。
航空宇宙やリゾートで特区=安倍首相「世界一のビジネス環境に」-産業競争力会議
政府は17日、産業競争力会議(議長・安倍晋三首相)を開き、東京、大阪、名古屋の三大都市圏を中心に「アベノミクス戦略特区」(仮称)を創設することを決めた。大胆な規制緩和や税制優遇を通じ、成長分野の強化を図るのが狙い。会議では、高度な工業技術を持つ日本が、欧米の後塵(こうじん)を拝してきた航空宇宙産業を特区で強力にてこ入れするなどの案が示された。
5月に官民による作業部会を立ち上げ、地域の選定など具体的な検討に入るとともに、6月にまとめる成長戦略に盛り込む。
首相は会合で「世界一ビジネスしやすい事業環境の橋頭堡(きょうとうほ)として、特区制度の活用に光を当てたい」と強調。「特区の現状を検証し、国の主体的な関与を高める方向で、これまでとは次元の違う抜本的な強化を検討したい」と述べた。(2013/04/18-00:27)
もし本当に安倍首相が、橋下のリゾート構想=カジノ構想丸呑みだと、非情に危険な状態だと思う。
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TPP安倍批判がグレートリセットに見える人々
所謂「TPP飛ばし記事批判」の功罪
「手の平を返す」という言葉の使い方を考える
黒田日銀総裁就任の二重基準、発揮されない対米中平衡感覚。
臥薪嘗胆無き、偽りのダイヤモンド、窮乏を認めない者は信用できない。
外圧で農業改革叫ぶ愚かしさ、TPPでピンチをチャンスにといういい加減さ
政治家有名人と知人家族は違う存在。有名人と自分を同一視するみっともなさ。