
伊勢谷友介「ネトウヨ」相手に白旗降参 一転謝罪「全く妥当な言葉でなかった」J-cast
という事ですが、自分はこれを伊勢谷氏を叩いてそれで万歳みたいな簡単な話では無いと思う。
というのは自分は芸能人の「ネット拒絶、ネット嫌い」の背景にネットイナゴとネトウヨの混同という根深い問題があると思うので。
ネットイナゴ・・・ネットが普及し、それまでの各個人の本音や悪意がネットの匿名性を利用して発現し、そうした匿名性の発言の集合体が、一時の勢いや悪乗りでイナゴのように荒らしを行う状態。
ネットウヨク・・・保守思想や右翼思想の持ち主で、正しい歴史認識や外交安保について専ら発言する人々・・・を、反論に窮した在日や左翼が「街宣右翼」と正しい保守思想を結び付けて、レッテル貼りして蔑視する為に作られた言葉。
という認識で良いと思う。
所が、ネットがさらに普及して当たり前のようになって来た時点で、新しい現象が起きてきた。
新・ネトウヨ(自称ネトウヨ)・・・元々ネトサヨや在日が考案した悪いレッテル貼りとしての「ネトウヨ」を、自ら敢えて自称する事で、レッテル貼りを乗り越えようとする人々。
ネットイナゴ+ネトウヨ・・・原初のネトウヨがHPにしろブログにしろ、書籍にしろ一応ソース情報を重要視したり、正論を主張しようと努めているのに対し、ネットイナゴ的な人々が、ネット上で多数を占めるネット保守的思想を短絡的に後ろ盾にして、他者を集団で叩きまくる状態。流行や大勢に流されやすい。
上の新ネトウヨは何の問題も無いというか、非常にポジティブで見上げた人達が多いのだが、下の「ネットイナゴ+ネトウヨ」の中には非常に低級な部類の人間も交じっている。例えば「朝鮮人女はレイプして良い。」とヘイトスピーチがあると、「それは駄目なんじゃ・・・?」という意見に対して、ヤフコメ等で「朝鮮人のレイプ犯が多いのに、何故それくらい言っちゃ駄目なんだ!」みたいな事を集団で書く連中がそれに当ると思う。
そして重要な事は、もともと「街宣右翼」とネット上のまっとうな保守思想を混同させて「ネットウヨク」という蔑称を考案したネットサヨク連中が、次に「ネットイナゴ」と「ネトウヨ」を混同させる戦術に出ているという事だ。
特に弁護士や反ネット的文化人と言われる人々のネット批判の文章を見ると、大抵の場合、芸能人叩きや犯罪自慢ブログ炎上等の「ネットイナゴ現象」を本来関係の無い二つの要素を結び付け、歪んだ正義の心を利用した「ネットウヨク現象」と呼んでいる事に気付く。
こうした現象に対抗するにはどうすれば良いか?
答えは簡単で、ネット保守自体が「ネットイナゴ」的な行動に自戒の念を持つことじゃないかな?
例えばネット規制だとかは、行き過ぎた規制だとか個人の自由の制限だとかは絶対に許されないが、他人ばかり攻撃して自分自身の自戒の念が無い行動に対して、批判や規制の動きがあった時に、「これは在日の策謀ニダ!」とか「ネット規制は民主党の陰謀ニダァ!」と思う前に、ネットイナゴ的な物が迷惑を掛けている部分についても考慮するべき。
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「ネトウヨ」批判が物議を醸していた俳優の伊勢谷友介さんが2013年4月18日未明、「全く妥当な言葉ではなかった」と謝罪した。
伊勢谷さんは俳優、映画監督などとして活躍するとともに、参加型民主主義を提唱する「クラウドガバメントラボ」を主宰するなど政治方面にも活発な発言をしている。ファッションデザイナーの山本寛斎さんとは異母兄弟だ。一方で女性関係が週刊誌などをにぎわすことも多く、最近では長澤まさみさんとの交際が伝えられている。
■「ネット右翼が社会の足を引っ張る存在」
そんな伊勢谷さんは16日、ツイッターで突然、ネット右翼に対して以下のような発言を行っていた。
「誰かを誹謗したりする事で、自分がネット右翼となっている事を気がつかない人が多い。ネット右翼が社会の足を引っ張る存在になるのだが、自意識がなければ、自分を正義と勘違いしている奴がいる。元を正せば、昔からそんな雑誌も沢山ある。目的の中に生きなければ、自己判断も出来なくなる」
フェイスブックではさらにこれを補足するような形で、
「自らが望む望まないにも関わらず、弱者は自らのことを『みんな』という言葉であたかも自分が世界の基準だともいうように振る舞う。そしていつの日か、弱者は守られて当然であり、そのうちに守ってくれないことを悪とし、攻撃し出す。そして本人が気がつかないままに、ネット右翼となって行くのだ。ネット社会の、弱者の暴力だ」
伊勢谷さんはその数日前から、「匿名性だから好きな事言えるなら、そんなの相手にしてても仕様が無い」などと繰り返しネットに関する不満をつぶやいている。特定の思想を持つ人、というより、ネット上にはびこる匿名の誹謗的・無責任的発言群を指して伊勢谷さんは「ネット右翼」という言葉を使ったようだ。
発言を消去して謝罪
しかしこの発言にはたちまち、本物の「ネット右翼」からの批判が相次いだ。
「ネットで批判されたら、批判した人全部ネトウヨだと思ってそう」
「誰かを誹謗するのがネット右翼なら 現在進行で彼らを誹謗している伊勢谷もネット右翼ということになる 自分を正義だと勘違いしているのは彼自身」
伊勢谷さんも最初は、
「新たにアカウントを作り、攻撃してアカウントを捨てるやつが居る。これこそだよ」
などと応戦していたが、最終的には自ら問題のツイートを消去し、フェイスブックで以下のようなお詫びコメントを載せた。
「先日のツィートで、きちんとした定義と、意味を理解しないまま『ネットウヨク』という言葉を使ってしまったことで、僕の意図とは別の、多くの誤解を招いてしまった事をお詫びします。改めて、ここで言葉の意味を言及することはせず、全く妥当な言葉ではなかったと言うことをはっきりとお伝えしたい」jcas
自分は今回の伊勢谷氏の一連の謝罪、非常に誠意あるものに感じる。